ヤサスイって何?工業用水は地球にやさしい。水の使い分けでサスティナブルに。
ヤサスイとは?
ヤサスイは、工業用水のことです。
工業用水は水道水と同じように河川等の天然の水を浄水処理したものですが、水道水のように飲用可能なレベルまでの殺菌や消毒を行いません。そのため直接飲用としては利用できませんが、浄水処理のプロセスが少ない分、水づくりに必要なエネルギーも少ないため、安価に供給することができます。
私たちは、工業用水が地球にもお財布にも「やさしい水」になるのではないかと考え、工業用水を『ヤサスイ』と呼ぶことにしました。
工業用水のいろいろな用途









私たちの周りでは飲用以外にもトイレや草花への水やり、空調(クーリングタワー)、公園の修景など様々な場所、様々な用途で水が使用されています。なかには、“飲む必要のない水”であっても、水道水を使用しているケースもあります。もし仮に用途によって水を使い分けることができれば、私たちはもっと効率的にエネルギーを利用できるのではないでしょうか。
工業用水は、工場での洗浄や冷却などを主な使用用途としていますが、昨今は工業以外の利用が広がってきています。水洗トイレ、空調設備、工事現場、憩いの場の噴水など、工業用水を雑用水として利用できる箇所はいくつもあります。
あるはずでシュ


モニ
マスコットキャラクター
淀川のお水を少し処理して大阪市の工業用水はつくられます。自然のお水に近く、水づくりにかかるエネルギーが少ないので、環境負荷が小さいと言えます。

うなぎ鋳鉄
マスコットキャラクター
工業用水は、飲用以外の用途においては、コスト削減と環境負荷低減を両立できる選択肢になる可能性があります。SDGsへの取組として、コスト削減の方策として、一度水の使い分けを検討してみてはいかがでしょうか。


料金は安くなるんや
事例紹介
CASE 01商業施設の場合

ある商業施設では、6,000㎥/月の水道水を使用していました。
そのうち散水、噴水、空調設備、清掃用水、水洗トイレなどの雑用水利用(全体の75%:4,500㎥)を工業用水に代替後、月額費用は約145万円の削減、年間で1,700万円の削減になりました。



いかがでシュか


よくある質問
①下水道処理 ②し尿処理場 ③ごみ焼却場 ④産業処理場 ⑤庁舎等公共事業所
⑥民間事業所、ビル ⑦学校、研究施設等 ⑧医療、福祉施設等
⑨ 交通(バス、タクシー、鉄道等) ⑩流通(ショッピングセンター等) ⑪公園、運動場
⑫建設業 ⑬農業用施設 ⑭その他
①冷却水 ②洗浄水 ③希釈水 ④冷房 ⑤トイレ用水 ⑥洗車用水 ⑦散水用水
⑧建設・工事用 ⑨その他
